酸洗いピックリングとは

金属表面の皮膜を取り除く

金属製品を作るときに、熱間加工や熱処理をすることで金属表面に酸化物の皮膜(スケール)が生じます。これらを取り除く際には酸処理が行われていますが、スケールを取り除かないとその後の研磨作業に時間がかかったり、メッキを施すときの密着不良となってしまうのです。酸処理にはいくつかの方法がありますが、そのひとつが酸洗い(ピックリング)です。

ピックリングは比較的厚い酸化膜を除去するときに使われる手法で、一般的には0.3μm以上のスケールを取り除くときに用いられます。硫酸や塩酸またはりん酸の溶液内に鋼材などを一定時間浸漬することで、スケールを溶解し除去していくのです。これ以上薄い、目に見えないような酸化膜を除去したい時は、ピックリングではなく酸浸漬といった酸洗いを行います。

様々な目的で使用される

金属製品を加工する際、金属を溶かしてほかの金属と溶融させる加工が行われます。はんだ付けやろう付け、電圧を用いたアーク溶接などを例に挙げることができますが、こういった熱処理によって、金属製品にはさび・酸化皮膜・変質層等が生じてしまうのです。これらを適切に除去しておかないと、研磨作業に影響を与えるだけでなく、金属部分の光沢がなくなってしまうといった問題も起こります。ピックリング等の酸処理は、金属素材そのものを素の状態に戻してあげる洗浄作業を指しているのです。

酸洗いピックリングは、塩酸や硫酸などの劇薬を使用します。金属の変化に注意して行うだけでなく、自分自身に危険が及ばないように細心の注意を払わなければなりません。また酸洗い後の溶液をそのまま下水に流すことも禁止されています。酸洗いピックリングは、その工程から後処理まで安全に行うために、専門の施設で行うことが重要なのです。

塗装剥離とは、リフォームの際などに塗料を一度?がし、塗り替えを行える状態にすることです。剥離剤を用いて塗料を?がします。